
廃車買取と自動車リサイクル法の関係とは?
車を廃車にするとき、「リサイクル料金」について説明を受けるかもしれません。
冷蔵庫などの家電でリサイクル制度について聞いたことがある人も多いでしょう。
車にもリサイクルの仕組みがあったことでびっくりしたかもしれませんね。
今回は、廃車の買取と自動車リサイクル法の関係についてご紹介します。
役目を終えた車は、どうなるのでしょうか。
自動車リサイクルとは
役目を終えた車は、どうなると思いますか。
いわゆる廃車になることまでは知っていても、その後どうなるかはなかなか話題にならないですよね。
年間で廃車(一時的な廃車ではなく、解体される車のことです)になる車は、350万台もあると言われています。
350万台、かなり多いですね。
〇金属としての資源価値
自動車は、そもそも金属の部品でできているので、自動車としての役目が終わったとしても、金属としての資源価値はあります。
実に、自動車の8割は金属としてリサイクルされてきましたし、残りの2割がプラスチックなどなので最終処分場に埋め立て処分されてきたという経緯があります。
ところで、埋め立て処分の用地がないというニュースを聞いたことはありませんか。
最終処分場の容量が不足してきたという現状と、処分費用の高騰から、不法投棄などの問題が出てくるようになってしまいました。
しかも、自動車のエアコンや、エアバッグには専門の処分が必要です。
そこで、自動車リサイクル法が作られたというわけなのです。
自動車リサイクル法の概要
自動車リサイクル法は、
・自動車の最終所有者
・関連事業者
・自動車メーカーや輸入業者
という3者が登場します。
◆自動車の最終所有者
自動車の単なる所有者ではなく、最終的に所有している人という点に注意しましょう。
最終所有者は、自動車を自治体に登録された引取業者に引き渡します。
◆関連事業者
関連事業者とは、引取業者、フロン類回収業者や、解体業者、破砕業者などを言います。
引取業者は最終所有者から自動車を引き取って、フロン類はフロン類回収業者、廃車を解体業者に引き渡します。
解体業者は、エアバッグ類を回収して、自動車メーカーや輸入業者へ渡します。
◆自動車メーカーや輸入業者
自動車メーカーや輸入業者については、自分の製造したり、輸入した車が廃車された時の役割ついて規定されています。
解体業者や、破砕業者、フロン類回収業者から受け取ったものをリサイクルします。
このように、自動車のリサイクルについて、誰が何をするのかがきちんと決められているのです。
この通りにちゃんと自動車がリサイクルされれば、不法投棄などが起こる危険性を減らせますね。
環境にも良いでしょう。
役目を終えた自動車は、法律に沿って処分、リサイクルされるものです。
自分で勝手に自動車を解体して、そのへんに捨ててはいけないことがお分かりいただけたでしょうか。
リサイクル料金を払うタイミング
ところで、リサイクル料金はいつ支払うのでしょうか。
自動車リサイクル法には、廃車を出す人がリサイクルにかかるコストを負担するという排出者責任が定められています。
つまり廃車を出す人がお金も出すということです。
そこで、自動車のリサイクル料金は原則として新車の購入時に支払うことになっています。
ところが、自動車は中古車として売買されますよね。
リサイクル料金を支払ってある自動車を、他の人に売る時には次の所有者からリサイクル料金を受け取ることができます。
支払い損にはなりません。
リサイクル料金はリサイクル券がもらえますので、車検証と一緒に大切に保管してください。
リサイクル料金を払っていない車について
古い車で、自動車リサイクル法施行以前に購入したため、リサイクル料金を払っていない場合もあります。
リサイクル料金を支払っていない自動車をそのまま廃車にする場合、自動車を廃車にする時にリサイクル料金を支払います。
一方、未登録車や一時抹消登録をされている自動車を購入した場合で再度公道を走らせたい場合については、運輸支局で登録をする時にリサイクル料金を支払います。
結局のところ、リサイクル料金を支払わなければ処分をできませんし、公道を走らせることもできないということになりますね。
廃車買取との関係
廃車買取では、リサイクル料金をすでに支払っているかどうかを調べます。
支払い済みかどうかわからない時は、自分で調べてから買取依頼をするといいでしょう。
もし払っていない場合は、自動車を廃車にする時に支払うか、廃車の買取金額から差し引いて買い取ってもらえば大丈夫です。
廃車の買取業者に自動車を買い取って相殺してもらえば、自分の持ち出しでリサイクル料金を支払わずに済む可能性があるということです。
廃車のリサイクル料金を支払うことで憂鬱になる前に、業者に相談してみてくださいね。
まとめ
今回は、自動車リサイクル法と、廃車の買取との関係についてご説明しました。
お手持ちの自動車で、リサイクル料金を払わないままになっており、廃車にしたい時は是非、廃車買取業者に連絡しましょう。