廃車買取で人気の車種やモデルはある？

 

古い、過走行等、中古車としての値段もつかない中古車は廃車買取業者に引き取られます。
ディーラーや中古車屋さん等で廃車の手続きをしても、廃車買取業者へと渡り、解体されたり、自走できるものは次の活躍の場が待っています。
廃車の買取にも、人気の車種やモデルはあるのでしょうか。
今回は、廃車買取で人気の車種をご紹介します。

 

 

廃車の原因、交通事故

まずは、廃車になる理由のうち、最も多いのが交通事故です。
交通事故にあってしまった車は損傷が激しく、修理して乗るにも修理代がかさむということで、廃車にされています。
中古車としても事故車の評価は低いので、廃車として買い取られているようです。

交通事故で壊れてしまった自動車は、確かに買おうと思う人は少なさそうですが、車のまだまだ使える部品を取るために仕入れる業者もあります。
日本車は海外で人気があるため、海外での日本車の部品需要のため廃車でも売れるのです。

 

さらに、交通事故にあってしまった自動車でも、車として欲しいという一般の人や業者がいます。
交通事故にあった自動車は、かなり安い値段で売られているため、高級車、外車等、なかなか手に入りづらい自動車であってもかなりお値打ちな値段で入手することができるのです。

修理してしまえば気にならない

修理してでもレアな車が欲しい

と事故車にも需要があり、専門のオークションもあります。

どの廃車がどれくらいの人気があるのかという点について、明確なデータはありません。
廃車にした後、どんな人生？を歩むのかという点から、人気のある廃車について考えてみます。

 

廃車、海を越えて

あなたの手を離れた廃車が、もし自走できる状態であれば海外へと旅立ちます。
海外へ日本車の中古車はかなり輸出されており、トヨタのカローラや、イプサム等、ちょっと前までよく見かけたという自動車がまだまだ大活躍しているのです。

国によって好まれる車の傾向は違いますが、

安い車が人気のウガンダ

日本のディーゼル車が人気のカナダ

年落ちの自動車の関税が安いケニア等

アフリカ諸国、中東等

に輸出されています。

いずれの国でも人気があるのはトヨタ車です。
トヨタは日本の車の代名詞のようなものかもしれません。
日本国内でのトヨタの台数も多いですし、その廃車の数ももちろん多く、さらに輸出される台数も多いということです。

中東のアフガニスタンではカローラが大人気なのだそうです。
中古のパーツも需要が高いです。
アフガニスタンというと、日本から遠く離れた国ですが、カローラがたくさん走っているのを見ると嬉しくなってしまうかもしれません。

特に、バンやハッチバックタイプの自動車が人気のようで、軽トラも走っているそうです。
10年以上経ってしまった年式のものでも、廃車買取業車は海外の需要を知っているので高値で買取ができます。
ちなみに、アフガニスタンではマニュアル車が好まれているそうです。

このほか、自走できる廃車は整備されて中古車としてモンゴル等に輸出され、20万キロ以上走行しているものでも大事にされているようです。

 

〇鉄スクラップは中国や韓国に輸出

廃車というと、スクラップ状態の車をイメージする方も多いでしょうが、実際にスクラップになった車はどうなるのでしょうか。
中古車、廃車、部品として輸出されるのとは打って変わり、鉄スクラップになると中国や韓国などに輸出されることが多いです。

〇輸出の需要が低い軽自動車

日本と海外では自動車の規格が違うので、軽自動車については転売先がなかなかないという事情があります。
さらに、軽自動車は車体が小さいこともあり交通事故にあってしまうと大破してしまい、結局スクラップにしないといけなくなるということもあります。

需要の面から言えば、輸出先の限られる軽自動車よりも多くの国で乗られる可能性がある普通自動車の方が高いと言えるかもしれません。

 

まとめ

廃車は、その後どのような道を歩むのかという点から、どのような車が人気なのかという点を考えてみました。
日本車の廃車は、海外で人気なので、日本や現地で整備されて、海外で活躍しています。
また、修理するのが大規模になってしまうような自動車であっても部品取り需要があるのでパーツとして利用されます。

以上のことを考えると、海外での廃車人気を考えると、高級車やレア車よりも日本でかなり普及して、その後海外でも普及したメーカーの車が人気なのではないか、ということです。

普通自動車以外でも、トラックや、商用バンなどの実用車も人気があるので、

「たくさん走っているのだし大した値段はつかないかもしれない」

と諦めなくても大丈夫です。

中古車としての値段はさほどつかないけれど、廃車買取とした時どれくらいの値段で売れるのか、廃車買取業者に是非問い合わせてみてください。
廃車として買い取られても、まだまだ自走できる状態であれば、海外で活躍するかもしれません。