廃車買取で値段がつかなかったら、その後はどうなる？

車が動かなくなってしまったら廃車買取業者に持って行くと良いでしょう。
廃車買取業者に持っていけば全くの不動車であっても買取依頼ができます。
とはいえ、必ずしも買取価格が期待通りのモノとは限りません。
廃車買取を依頼した結果、値段がつかないなんてこともあります。
値段が全くつかないとがっかりしてしまうものですが、値段がつかないからといって廃車買取業者にしてもらえることが他にないというわけではありません。
例えば、値段がつかなくても引き取りなどを無料でしてくれるなんてことも。
この記事では廃車買取時に値段がつかなかった際に起こることについて紹介します。

廃車買取で値段がつかない場合には？

廃車買取時に値段がつかないことは決して珍しいことではありません。
最近では車種によっては中古車がむしろ余っている状況にありますから、少し欠陥があるくらいでも値段がつかなくなってしまうこともあります。
例えば、エンジン系統に故障・不具合があると大きく評価値も下がることも。
他に、年式も重要なポイントです。
登録年が2000年を遡るようだと値段は全くつかないこともあります。
このため、まだまだ走れるような車であっても全く値段がつかないことがありますから気をつけておきましょう。

○電話査定

買い取りをしてもらう際にはまずは電話査定を依頼するのもおすすめです。

依頼査定では本格的な査定と違って正確な買取額はわかりません。

しかし、値段が全くつかないような車の場合にはスペックや登録年を伝えるだけで「値段が全くつかない可能性が高いです」と担当者が教えてくれるものです。
そのため、自分の車が全く価値がないのかどうか確かめたいにはまずは電話査定を依頼すると良いでしょう。

○値段がつかない場合

もしも値段がつかない場合にはいくつか選択肢が考えられます。
他の廃車買取業者に持っていくというのが一つの手ですが、値段がつかないような場合には他の廃車買取業者に持って行っても結果は同じでしょう。
むしろそのまま廃車買取業者に引き取ってもらうというのがおすすめです。
廃車買取業者に引き取ってもらう際に費用がかかることもあり、廃車買取をして現金収入を図るどころか、出費が生じることもありますが、車も持っているだけで維持費がかかりますから、早めに廃車買取業者に引き取ってもらったほうが良いでしょう。

○廃車手続き

廃車にする際には廃車手続きも必要となってきますが、こうした手続も廃車買取業者にお願いすることができます。
手続きも自分でするとかなり面倒なものですから、手続きは廃車買取業者に依頼して任せておくと良いでしょう。
手続きを代行業者に依頼すると費用がかかることがあるものの、廃車買取業者に依頼すれば費用が全くかからないなんてこともあります。
このように値段がつかないような車であっても廃車買取業者にお任せするのがおすすめなこともあるのです。
こうしたことも廃車にする前に走っておくと良いでしょう。

価格がつかなくて引取扱いになったら？

もしも価格が全くつかなくて引取になった際にも気をつけておきたいことは多いものです。

例えば、リサイクル券や還付税についての扱いについては前もって相談しておきましょう。
リサイクル券がある場合には1万円から2万円程度のリサイクル料が廃車時に帰って来ます。
他に、自動車税の関係もあります。
廃車にする時期によっては廃車時に還付が期待できることもあります（軽自動車だと還付は一切ありません）。
こうしたことは廃車買取業者からは一切言ってこないこともありますから自分から、

「リサイクル料や自動車税は還ってくるのか」

と聞いておきましょう。

こうしたことを全く知らないでいると、最悪の場合には引取料だけ取られておしまいになってしまうこともあります。
通常であればリサイクル料は還ってきますから、廃車買取業者に言いくるめられてしまわないようにしましょう。
リサイクル券がなくてもリサイクル券自体は再発行が可能です。
もしも廃車買取業者の対応が悪い場合には他の廃車買取業者に依頼しましょう。
廃車買取業者を介さずに直接解体業者に依頼して車を解体することもできますが、廃車手続きなどの手間もあり、あまりお勧めできません。

ちなみに、値段がつかないような車は廃車買取業者に引き取られたあとは主に部品取りに用いられます。
部品取りが終わったらくず鉄としてスクラップ扱いになるというのが通常です。

このように価格がつかない場合もありますから廃車にする際には気をつけておきたいものです。
査定時に価格がつかないようなことを防ぐためにも事前にオンライン依頼などをしてどのくらいの見積額になるか調べてみるとより安心でしょう。
また、廃車も売るのを渋っているとより価値も減価してきます。
これだけでなく自動車重量税の還付の関係もあります。
このため、なるべく廃車も早めに処分しておくのがおすすめでしょう。