廃車にした車を再登録することはできるのか

一度廃車にしたような車は再び再登録して乗ることは可能なのでしょうか。こうした点については廃車時によく聞かれるものですが、廃車後に再び再登録するのは可能なこともあります。

ここではそんな廃車時の気になるポイントについて紹介しましょう。

廃車にした車を再登録する

まだ走れても乗らないような車は廃車にしておくと便利です。
廃車にしておくことによって余計なコストもかかりにくくなります。こうした廃車車両を再登録できるかは廃車の種類によっても変わってきます。廃車手続きには一時抹消と永久抹消がありますが、再び再登録できるのは一時抹消だけです。

▼一時抹消
その名の通り登録を一時的に抹消するものであり、ナンバープレートなども返却します。一時抹消にしたら乗ることは再登録するまでできません。この一時抹消は「当分車に乗らない」といった際に利用していくことができます。

▼永久抹消
永久抹消は車をスクラップにする際に利用します。永久抹消にする＝解体工場でスクラップにしてもらうということですから、そもそもの車体もないので再登録もできません。永久抹消にするには解体証明書なども必要になってきます。

このように廃車にも種類がありますから、どちらにするかはしっかり検討しておくと良いでしょう。
基本的に後で乗ることがあるならば一時抹消しておくのが良いかもしれません。一時抹消後に永久抹消することももちろん可能です。
とはいえ、この際にはナンバープレートがないため自走できないのでレッカーで解体工場まで持って行かないといけません。一方、永久抹消であれば車を解体工場まで乗って行ってそのまま解体してもらえます。

廃車時に知っておきたいこととは

これから車を廃車にする際には知っておきたいことがいろいろとあります。
例えば、廃車にする際にはいろいろな書類が必要になってきます。必要書類として車検証やナンバープレートなどが求められますが、こうした書類は県によっても変わるので気をつけておきましょう。

廃車にするならば自分でスクラップ工場に持っていくのはあまりおすすめできません。
こうすることで廃車にすることも可能ですが、通常は廃車買取業者を利用するのがベストでしょう。廃車買取業者を利用して廃車にすれば副収入が得られることもありますからおすすめです。逆に自分でスクラップ工場に行って廃車をお願いすると手間がかかるだけでなくスクラップ費用も生じます。レッカー費用も自分で負担しないといけません。費用的には廃車にするだけで５万円程度は見ておかないといけないですが、廃車引き取りを廃車買取業者にしてもらえばこうした余計な費用もかかりません。

また、廃車手続き自体は廃車買取業者にお願いしてもらうこともできます。
廃車手続きは日中に行わないといけないので仕事をしている人だとしにくいもの。こうした廃車手続きも廃車買取業者に廃車買取りついでにしてもらえますから安心です。廃車買取業者に廃車手続きをしてもらえばより早く廃車にしていくこともできますが、お願いする際には必要書類もいろいろありますからしっかりと用意しておくと良いでしょう。

廃車は廃車買取業者だけでなく中古車買取店に持って行っても対処してもらえることもあります。
この場合、廃車買取業者よりも高値で引き取ってもらえることもありますが、もしも価格が全くつかない場合には処分費用などが別途生じることもあるので気をつけておきましょう。

ちなみに、廃車買取業者に持っていってどのくらいの価格で買取りしてもらえるかは廃車の状況によっても変わってきます。廃車の状態がかなりひどい場合にはほとんど買値がつかないことも。
例えば、エンジンなどが壊れていたりしてほとんどパーツ取りもできないような場合です。逆に事故車の場合にはボディーはひどい状態でもパーツは全く無事なこともあります。こうした場合には高値買取を期待できることもあります。

廃車買取の際には中古車を売る際のように幾つかの業者に査定をお願いすることも大事です。
こうすることによってより高く買い取ってくれるお店もわかるようになってきます。ネット査定などもありますから、まずはこうしたサービスを利用して高く買い取ってくれそうなところを物色してみましょう。買取をお願いする際には諸費用を比較しておくことも大事です。

廃車買取業者によっては中古車の販売も行っているところもありますが、これか廃車を売る際にはこうしたところを利用しても良いでしょう。
廃車ついでに中古車も手に入ればかなり便利なものです。廃車を持って行ったついでに中古車を持って帰ることも可能でしょう。とはいえ、中古車も一緒に売っているような廃車買取業者はやはり少ないものです。廃車買取業者で中古車を購入すると通常の中古車販売店で購入するよりも高くつくといったこともありますから、しっかりと検討しておくことが大事です。